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OBインタビュー - 渡辺さん
立正大学経営学部を卒業したら、一体次はどういう人生を送ることができるのか? そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
立正大学経営学部は、周辺地域と連携して将来のビジネスマン育成を進めています。
そんな周辺地域でビジネスを展開する『株式会社 文化堂 西大井支店』に勤務している
卒業生 渡辺 重昭 さんにお仕事でお忙しい中、在学生だった頃、社会人になった今を語っていただきました。
仕事と技術
お勤めになられている文化堂様はどんな企業なのでしょうか?
当社は、店舗ごとにターゲットエリアが決まっておりまして、都市型スーパーマーケットとして展開しています。 ターゲットとなる近隣のお客様のライフスタイルにあわせ、必要なものから時代が要求するものまでご提供していく地域のお客様専用冷蔵庫を目指しています。
その中で、私はお客様と実際に関わる現場の人間として、常に密なコミュニケーションを大切にして、お客様に満足していただけるようにしています。
現在、具体的にどのようなお仕事をされていますか?
鮮魚コーナーを担当しています。日々、市場から入ってくる魚を商品化する仕事です。
商品化とは、市場から届いた魚を加工して、お店に並べる商品をつくることですね。包丁を握って、魚をさばいたり、おろしたり、また、お客様からの要望に応じて、切り分けてお出ししたりします。
実際に鮮魚の加工作業を、渡辺さんが店内で行っているんですね。その加工は全て渡辺さんのやりたいようにやっているのですか?
いえ、当社の商品化マニュアルがあります。基本的にはそのマニュアルに沿って商品を作っていますが、常に季節のものや情報番組などで紹介された食材も意識しながら、お客様が喜ぶ商品を考えています。
この店はあまり大きい規模のお店ではないので大型店とは比較できませんが、200アイテム程度のものを商品化しています。干物から鮮魚まで、多種にわたって取り揃えています。
入社した頃は、どういう様子だったのでしょうか。
私は、卒業後半年くらい実家の酒屋で働いておりました。でも、親の代でお店をたたむ事になってしまって、これからどうしようか、と考えている時、以前社員だった方に紹介していただいて入社しました。もう9年になります。
学生の頃は、実家のお店で商店経営を学んで、その後お店を自分で持つ事を考えていましたが、さすがに今の時代背景では少々厳しいかな。実家で働いている時は、「モノを仕入れてモノを売る」という流通と、その流れを分析するマーケティング的なものは面白かったです。
たぶん、今の仕事にも影響を与えているんじゃないかと思います。 文化堂入社後は、鮮魚一筋です。なぜ鮮魚なのかというと・・・鮮魚関係は小売業界でも後々自分の武器(技術)になると思ったから。当時から少しでも早く仕事を覚えて1人前になりたい、という気持ちでした。
1人1台パソコン制度が、今も役に立っています
経営学部の学生の頃は、どういう様子だったのでしょうか。
私は、会計系の鈴木ゼミに入っていました。でもお恥かしながら、あまり勉強熱心な方ではなかったかもしれません。千葉の実家から通っていまして、大学まで1時間半くらい。熊谷校舎(*)に至っては、もっとかかっていました。 まあ、特別変わった人間でもなく、ごくありふれた学生だったように思います。授業以外は、友達とご飯行ったり、飲みに行ったり、カラオケ行ったり。
サークルとかは、アルバイトをするために入りませんでした。 そうそう、ちょうど1人に1台ノートパソコンを貸与されはじめた世代で、悪戦苦闘しながらパソコンを触っていたのをよく覚えています。
ワードとかエクセルとかやりましたね。卒論もワードで書きました。学生時代に習得したパソコン操作の知識が、今でも仕事の役に立っていますね。
今思うと、この制度は時代を先取りした良い制度だったんですね。 私の仕事は鮮魚をさばいたりする仕事ですが、少数精鋭で業務を行っているので、値段をつけたり、プライスPOPを作ったりと、パソコンを使った作業もあるんです。そんなところにも役に立っています。
でも、正直なところ、学生時代にもう少し真面目にいろいろ頑張ればよかった、と今になって思います。売上や仕入れなどの帳簿に関係する簿記、会計もそうですし、高度なパソコン操作を学んでおけば、もっと仕事になったのだろう、と。
1~2年次の頃は、高校教師も良いかなと勉強していた頃もあるのですが、あまり自分に向いていないと思ってやめてしまいました。 過去を振り返っても仕方がないですけど、もう少し勉強しておけばよかったな・・・
*当時、1~2年次は熊谷校舎、3~4年時は大崎校舎で講義を受けていました。通称"熊通い"。 現在、経営学部生は大崎校舎で4年間一貫教育を受けています。
成功と失敗
今の新社会人は職を転々とする傾向がありますが、長続きしない若者をどう思いますか?
今の時代では仕方がないのかもしれません。特に小売業界はハード(朝が早く、夜も遅い)なので、若い人から嫌われてしまっていると思います。でも、我慢がちょっと足りないかな。その気持もわかりますが。
私自身、何度か仕事が辛くて辞めようかと思いました。でも、これほど自分に適している仕事もないと思います。 魚をおろして商品にして、それが売れた時はやっぱり嬉しい。どんどん売れた時は、ほんと気持ちよかった。そのまま(売上)数値として見えるのがいいです。
今の仕事にやりがいと楽しみを感じているからこそ、続いているんでしょう。
仕事の成功はやっぱり気持ちいいですよね。でも成功ばかりではないとおもいますけど・・・
そうですね、仕事をしていれば、失敗もつきものです。 会社から言われるノルマを達成出来なかった時は、へこみます。 だけど、誰よりも早く、そして夜遅くまで一生懸命に働いている上司が怒られている姿を見た時、「自分も迷惑をかけないよう頑張ろう」と思ってしまいます。
気持ちを切り替えて仕事に向かいます。 毎日目標を決めて全力で取り組むようにしています。
人生や仕事の目標とはどんなものでしょうか?
私は、魚を扱う職人として腕を磨いていきたいと思っています。現場でお客様と関わることで、お客様の満足する以上の商品やサービスを常にご提供できるよう頑張っていきたいと思っています。
後輩や受験生へメッセージ
最後に、後輩や受験生へ、社会人としてメッセージをお願いします。
社会人になってから後悔しないよう、学生時代4年間、勉強して仕事に繋がる資格を沢山取る。ただ、資格を取るだけでなく、よく意味を理解しないといけない。
また、色々な人から話を聞いて、社会に出るための勉強もしていたほうがいいと思います。
大学時代の友達関係は一生ものだし、遊ぶことも大事だと思いますけど、やはり4年間を無為に過ごすことだけはやめたほうがいいです。勉強しましょう。経験を積みましょう。
※このインタビューは第三者が取材・編集を行ったものです。





