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2009年6月23日 12:55
6月23日お台場のホテルで本田技研株主総会が開かれました.100年に1度といわれる金融危機の後,どの自動車メーカーも大幅な減収減益に転落し,重大な節目の中で開かれた株主総会です.
本田技研は,いち早くF1撤退の決断を行い,この春ハイブリットカーインサイトで,新車登録車種第1位を誇るなど,私は意思決定がスピーディーな点を評価しています.ただ,社長の説明は,確かにわかりやすく,要点を抑えてはいるのですが,事前に配られた事業報告書の範囲からは広がらず,100年に1度の時期ですから,自分の言葉で表現していただければなおよかったかと思います
続いての質疑応答では多岐にわたった質問がでましたが,やはりF1撤退がいちばんの関心事だったようです.経営環境が改善すれば,再度F1に挑戦したいという社長の答弁には拍手をもって受け止められました.また,米国で起動に乗りつつあるジェット事業も,発売前から100を超えるオーダーがあるなど心強い回答がありました.
会場では,インサイトやASIMOが展示してあり,大勢の人が集まっていました.ASIMOの前で写してもらいました
2009年6月11日 18:00
6月10日,宮崎県延岡市の旭化成さんを訪ねました
柔道や陸上で多くのオリンピック選手を輩出してきた旭化成さんは,約90年の伝統ある総合化学メーカーです.
まず,展示センターで当社の製品群を説明してただきました.写真のリカちゃん人形の髪の毛とサランラップ.実は,同じポリ塩化ビニリデンという化合物で出来ているんですね.また,当社の主力製品のベンベルグも洋服の裏地から始まり,いまでは人工透析に使う人工腎臓の中空糸,輸血血液をろ過するウイルス除去フィルターなど,化学製品の用途はあらゆる産業にかかわっていることをを実感しました
つぎに,自家発電所とベンベルグ工場の見学に移りますのと,旭化成の創業主野口したがうと中興の祖宮崎輝の銅像を目にしました.写真の奥の煙突は自家発電設備の煙突です.
発電所の中に入ると,騒音と熱にびっくり.24時間約2年間,タービンを回しっぱなしで稼動しているそうです.続いて,訪ねたベンベルグ生産設備は,電子的制御装置はアップしているとはいえ,1930年代の創業時と建屋,紡糸設備はかわらないそうです.
ベンベルグは綿を化学的に再生した糸ですが,絹と変わらない光沢とすべすべ感が特徴で,キュプラ式製造法では,世界で製造している会社は旭化成さん1社だけ.つまり価格支配力があるわけですが,コストダウンや生産工程の短縮化も望まれます.
ただ,設備を一新するには,単に生産ラインの更新だけでなく,排水設備も更新する必要があり,
莫大なコストがかかるという事情を話していただきました.
最後に,訪れたのは,当社の発祥の地.愛宕地区薬品工場です.当社はカザレー法アンモニア合成から事業を始めておりますが,日本初の生産設備はH19年度の近代化産業遺産に登録されました.写真は当時のアンモニア合成装置です.隣接して資料館があり,そこでも興味深い多くの写真,文献を目にしました
長時間に渡りご案内いただきました旭化成の皆様に感謝申し上げます
2009年6月 4日 08:15
宇部興産は創業112年の伝統ある企業で,石炭採掘事業から出発しています.しかし,創業主渡辺裕策は「石炭はやがて掘り尽くす時が来る.宇部の地域社会がこれと運命を共にしないように
永続性のある工業を興しておかなければならない」との信念のもと,セメント,化学,鉄鋼,発電,電鉄など事業を多面的に展開させ,今では化学を基盤し,化成品・樹脂,機能品・ファインケミカル,建設資材,機械・金属成型,エネルギー・環境の事業群を構成する連結売上高約7,000億円の大企業です.
本社に近づくにつれ,その巨大な工場コンビナートに圧倒されます.まさに企業城下町です.
本社を訪ねると,まずは,宇部興産の歴史,製品群を展示してあるUBE i Plazaで説明いただきました.いまの私は特に化学製品に興味がありますので,ナイロン樹脂製品の前で写真を撮ってもらいました
次に,車から工場群を回ってもらいました.その規模には圧倒されます.写真は,当社にとっての金のなる木,ナイロン6の原料「カプロラクタム」の生産設備です.
その後,国内最大規模の石炭中継基地コールセンターの説明をうかがい,全長30kmの宇部興産専用道路を通り,伊佐セメント工場に向かいました.セメント製造過程は,物質は異なるものの基本的に高炉と同じで,ロータリーキルンという炉で,高温を保つため休みなく運転し続けていることを知りました
圧巻は,石灰石採石場です.日本国内でもはや鉱物を掘っているところはないと思っておりましたら,石灰石に限っては,日本は資源が豊富で,ごらんのように,山を掘り進める露天掘りで,採掘作業が進められています.そのサイズにびっくり.まるで,巨大野球場かコロッセウムのようです.
案内いただいた宇部興産の方々に御礼申し上げます.
2009年6月 1日 07:46
5/29日本原価計算学会の工場見学会に参加し,日本製鋼所室蘭製作所に行ってきました.
新千歳空港から,すずらん2号で約1時間半,母恋(ぼこい)という駅で降ります.
ここで空港で買った駅弁(北の海鮮丼).いくら,うに,かに豪華でしょう.
毎日食べていたらコレステロール↑↑
ご覧のように,広い敷地にある向上で,聞けば東西1kmと言われていました.建屋の間は当然車で移動です.
さて,日本製鋼所は複数の事業部から構成されておりますが,室蘭製作所は当社の金のなる木.
原子力発電設備に欠かせない原子炉容器やタービンシャフトなど基幹部品を製作しています.
部品といっても,とにかく大規模で,世界一の14,000tプレス機,タービンシャフト1製品が山手線1両くらいの鉄の塊です.
当社の有意性は原子力発電所に欠かせない安全性にあり,昔は溶接していた箇所でも
熱処理,プレス,切削で処理する技術は他社の追随を許さないところにあります


