立正大学経営学部TOP > 高見茂雄教授プロログ > 2009年9月
2009年9月29日 12:30
中国北宋の書家黄庭堅の真筆伏波神祠詩巻が椿山荘近くの細川家永青文庫でこの秋公開されていると知り早速見てきました.
中国の書家といえば,王羲之,顔真卿が有名ですが,私の趣味は明末清初の王鐸とこの黄庭堅です.ただ,前者は作品が多くいろんなところで目にすることができるのに対し,この黄庭堅の真筆はチャンスがないとなかなか見ることができません.
写真のポスターで伺えますが,たっぷり墨を含んで書き下ろした一見無造作ながら風格のある行書は,本物を見ると実に感動的です.横棒をぐにゃぐにゃと引くところに特徴のある横長の書体はだれにもまねのできないすごさがあります
今年見た展覧会のなかでは,ゴーギャンのタヒチ島住民をモデルにした「われわれはどこにいくのか」が感動的でしたが,なにせ人が多すぎました.それに比べ黄庭堅はあまり知られていないのか,開館と同時に行ったら,たっぷり一人で見ることができ,実に満足しました.
台北故宮博物院の「松風閣」や京都の藤井有隣館に保存されている「李太白」もいずれは見てみたいものです
2009年9月18日 08:34
明石に用事があり,名古屋から普通電車に乗りました.新幹線とは違って,車窓から眺める景色がゆっくり流れ,のんびりした雰囲気に浸れます.大垣で乗り換え,ガタンゴトンとゆっくり進み,垂井駅.まさに「たるい」.
次は関が原とアナウンスがあり,時間があるので,ふと降りてみようと思いました.駅員さんに切符を見せて,「途中下車します」と言うと,「どうぞどうぞゆっくり見物していってください.これがマップです」とサービスのよさにびっくり
史跡はいたるところにあるのですが,やはりいちばんの名所は,最後の激戦地です.小早川軍が裏切って,西軍が浮き足立つ中,石田光成軍が頑強に抵抗したとのことですが,いまは,田んぼに囲まれ,背後に小学校跡がある,とてものどかなところです.のぼりが立ってなかったら有名な史跡とは思えません.
近くの歴史民族資料館にはレンタサイクルのサービスがあり,いつか一日かけて訪れてみたいと思いました.
2009年9月 3日 15:54
7月に三池炭鉱立坑跡を見学してから,他の炭鉱跡も見たくなりました.そこで,今度は北海道空知地区の伝統ある炭鉱跡を見に行きました.
前日の台風で天気が心配されましたが,何とか雨上がり.新千歳空港からレンタカーで約1時間半かかって,夕張の石炭の歴史村に着きました.
夕張市は,廃坑後,石炭博物館とメロン,スキーリゾートで町おこしを計画し,経営母体が転々と変わり,いまでは閑散とした施設ですが,展示と実際の廃坑跡は迫力がありました.これからも温存してほしい施設です.
次に,約1時間半北上し三笠市の住友奔別立坑跡と北炭幌内立坑跡とを探しに行きました.というのも,説明する人がいるわけでも,立て札が立っているわけでもなく,さっと通っただけでは発見できず,三笠市博物館の人に場所を教えてもらいました.
これが,住友奔別立坑跡.やぐらがさびついていて,今でも崩壊しそうな,廃墟.私有地なので,入れません.
そして,これが,北炭幌内立坑跡.ここも私有地なので,道路沿いからやっと見えるだけ,最初通ったときは見逃しました.
三池炭鉱ではボランティアの方が丁寧に説明してもらえましたが,ここでは,ただ見るだけ.でも,かえって廃墟の雰囲気が出ていてそれもいいものです.
この跡,美唄,赤平と探検したかったのですが,やや疲れたので,後日の課題としました.
ときに,翌日,札幌の博物館3件回ったのですが,さすがに,熊,アイヌ,樺太といったテーマはさすがに充実しています.


