中国北宋の書家黄庭堅の真筆伏波神祠詩巻が椿山荘近くの細川家永青文庫でこの秋公開されていると知り早速見てきました.
中国の書家といえば,王羲之,顔真卿が有名ですが,私の趣味は明末清初の王鐸とこの黄庭堅です.ただ,前者は作品が多くいろんなところで目にすることができるのに対し,この黄庭堅の真筆はチャンスがないとなかなか見ることができません.
写真のポスターで伺えますが,たっぷり墨を含んで書き下ろした一見無造作ながら風格のある行書は,本物を見ると実に感動的です.横棒をぐにゃぐにゃと引くところに特徴のある横長の書体はだれにもまねのできないすごさがあります
今年見た展覧会のなかでは,ゴーギャンのタヒチ島住民をモデルにした「われわれはどこにいくのか」が感動的でしたが,なにせ人が多すぎました.それに比べ黄庭堅はあまり知られていないのか,開館と同時に行ったら,たっぷり一人で見ることができ,実に満足しました.
台北故宮博物院の「松風閣」や京都の藤井有隣館に保存されている「李太白」もいずれは見てみたいものです


