| 企業倫理 | 教授 宮 川 満 |
| 水曜日 | 1時限 |
| 講義の狙いと留意点 |
| 企業倫理は、現代の経営学においては、中心的な重要性を有する分野である。米国を中心とする経営学教育においては、既に柱の一つをなしている。 本年度の講義においては、どのような企業活動が倫理的問題として提起されるかを中心に、一種の「問題群」として企業倫理を扱いたい。すなわち、倫理的諸問題の提起にどのような価値が含まれているかを中心に複雑な構造をもつ倫理問題を読み解いていくことを中心に置きたい。とりあげる内容については、受講者の反応を見て若干変更することがある。 当然のことながら、授業への出席・参加は必須要件である。 |
| 成績評価の方法 |
| 定期試験における成績と、授業への出席態度により行う。 |
| 参考書・指定図書 |
| 適宜指定する。 |
| 講義の内容 | |
| 1回 | はじめに 企業倫理とはなにか |
| 2回 | 企業倫理の分析基盤@ 企業倫理を考えるにあたり、前提となる基礎的諸問題を2回にわたり概説する。 |
| 3回 | 企業倫理の分析基盤A (前回の続き) |
| 4回 | 消費者と企業倫理 企業の基本機能である製品・サービスの提供にかかわる倫理問題を検討する。 |
| 5回 | 取引関係の企業倫理 企業が付加価値を創出するプロセスにおいて関わりを持つ取引関係をめぐる倫理問題を検討する。 |
| 6回 | 従業員と企業倫理@ 企業の活動が人を通じて行われるという現実がもたらす倫理的問題を検討する。 |
| 7回 | 従業員と企業倫理A (前回の続き) |
| 8回 | 地域社会と企業倫理 「企業市民」という概念をめぐる倫理的問題を考える。 |
| 9回 | 地球規模の環境問題 人類共有の問題とされる地球規模の環境問題と企業倫理のかかわりを考える。 |
| 10回 | 国際企業と企業倫理 制度的基盤・文化的基盤を異にする地域への進出がもたらす倫理の国際的「相対性」について考える。 |
| 11回 | 企業倫理の実行基盤@制度化 倫理的側面の管理論的包摂について行動規準等を含め検討する。 |
| 12回 | 企業倫理の実行基盤A外的関与 企業に倫理を実行させるにあたり意義を持つ外的関与について検討する。社会的実効化の検討である。 |
| 13回 | まとめにかえて 企業倫理は万能薬か? 企業の社会性を考えるにあたり企業倫理の強調はどの程度有効か? |