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民法非常勤講師 奥 冨   晃

火曜日2時限

講義の狙いと留意点
 土地や家屋を買い、マンションを借り、銀行から融資を受ける。交通事故の加害者に損害賠償を請求し、騒音で悩めば差止めを求める。一方で結婚する人がいれば他方で離婚する人もいるし、相続問題では身内がもめることもある、などなど、私たちの生活はいたるところで民法と関係しています。この民法という身近な法律の内容や考え方(民法上の各種の制度、法理論、実際上の運用方法など)についてわかりやすく解説していきます。
 教科書やプリントに沿いこれをさらに補充しつつ進めていきますが、皆さんは、大まかでよいですから予め教科書に目を通してきて下さい。この場合、わからないところがあって当然です。講義ではできるだけ具体的な事例を引き、教科書の内容をふくらませてお話していきます。こうすることで、はじめはわからなかったことも、よく理解できるようになってもらえると思います。
 皆さんはこの1年間で民法についての多くの知識を得るとともに、そのたのしさを知ることができるでしょう。
成績評価の方法
学年末試験により評価します。
教科書
池田真朗著『民法への招待(第3版)』(税務経理協会)
参考書・指定図書
講義中に適宜指示します。

講義の内容
1回民法とはどのような法律か――私法と公法・一般法と特別法/民法の機能
2回民法財産法の見取図@――Aはその所有する不動産(土地や建物)をBに売却する契約を結んだ。AとBとの間に売買契約関係の成立からその終了までの間にどのような法律上の問題が生じるか(契約が有効に成立した場合について)。
3回民法財産法の見取図A――契約の有効な成立が認められない場合について
4回民法典の構成/物権と債権/民法典の成立と沿革/意思自治の原則と契約自由の原則/任意規定と強行規定
5回民法総則の重点学習@――意思表示と法律行為/無能力者の保護
6回民法総則の重点学習A――問題のある意思表示
7回民法総則の重点学習B――代理・無権代理・表見代理
8回民法総則の重点学習C――無効と取消/条件・期限/時効/法人/住所・失踪
9回物権法の重点学習@――物権の定義と物権法定主義/物権的請求権/物権変動(公示の原則・対抗要件主義・対抗問題)
10回物権法の重点学習A――不動産物権変動の対抗要件
11回物権法の重点学習B――動産物権変動の対抗要件/動産における占有と即時取得
12回契約総論の重点学習――契約の効力/債務不履行と契約の解除
13回契約各論の重点学習@――売買契約
14回契約各論の重点学習A――賃貸借契約(1)
15回契約各論の重点学習B――賃貸借契約(2)/請負契約
16回不法行為の重点学習@――不法行為の成立要件
17回不法行為の重点学習A――不法行為の効果
18回不法行為の重点学習B――特殊の不法行為
19回債権総論の重点学習@――債権の種類/債務の履行(弁済)
20回債権総論の重点学習A――債務不履行/責任財産の保全
21回債権総論の重点学習B――保証債務/債権譲渡
22回担保物権法の重点学習@――抵当権
23回担保物権法の重点学習A――非典型担保
24回親族法の重点学習@――婚姻、離婚
25回親族法の重点学習A――親子と養子
26回相続法の重点学習――法定相続、相続の放棄と承認、遺産分割

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